完成!スマホで動くキャタピラー式模型完成までの道のりwith RaspberryPi

というわけで、作りました。

ドン!

将来農業やるにあたって使える電子機器やロボットを自分で作りたくて、独学で進めていく第一歩として作りました。思ったより大変だった、、、 wifi経由での操作、回路の作成、カメラ撮影機能、キャタピラ組み立てなどなど。

作りましたって言っても、「ロボットってどうやって作るんだろう?」っていう初動に迷っていた状況だったので、ある程度のものを作れて完成までの解説がわかりやすく載っている本を参考にしながらまずは作ってみようと決意。

色々調べて一番良さそうだったので購入したのがこの本

Raspberry Pi で学ぶ電子工作

です。raspberry piはラズベリーパイって呼んで、5000円くらいで買えるめっちゃ安いコンピューター。これをテレビに繋いで、電源を入れると、みんなが知っているコンピューターの画面が出てきて、そこにいろいろな指示を書き込んで音を鳴らしたり、光らせたり、カメラを動かしたり、wifi経由でスマホから操作をしたりするわけである。

本の構成は逆算的になっていて、本の最終章のプロジェクトである「キャタピラ式模型」を作るために必要な要素、Raspberry Piって何?への解説から始まり、電子回路制御の基本・作り方、スイッチ制御、I2Cデバイスの利用、PWM通信の利用、WebIOPIの利用法などなどを各章で取り上げ、本書に記載されているいろいろな機器やパーツを揃え(別途購入、キャタピラまでやるなら総額2万くらいかかったかな?)実際に目の前で回路を作りながら学んでいくという構成。

書いてある通りにちゃんとやればほぼできます。大変なのは、書いてある指示通りにやったつもりでも回路がちゃんと動かない時に、その原因をちゃんと探ってどこが間違っているのかを特定するってこと。

指示通りに回路を組んでいるか、プログラムを書いているか、ジャンパーワイヤのヘッドピンがちゃんと刺さっているか、抵抗は間違った数字のものを使っていないか、モジュール自体の故障はないかなどなど、、、失敗の可能性はたくさんある。

あぁ!!なんで動かねえんだよ!!!

って何度も一人でキレてました。俺はせっかちタイプなのでちゃんと指示通りやってなかったのが原因、、、落ち着こう、、、

プログラムもサンプルファイルをコピーしないで、学習のため自分でカタカタ打ち込んでいたので、記述ミスも多数。

それでもなんとか、最後に完成したときにはめっちゃ嬉しかったなー。

これで全体像がつかめたので、理解の難しかった各要素を個別で学習しながら、また本参考にして何か作るか、実際に自分の手で何か作ってみるか、今後決めて行こう。

電子工作楽しい!!!!!!

台風と北海道地震で酪農家に起こってたこと

今回起きた台風、そして立て続けに起こった胆振(いぶり)地方で発生した北海道地震。

現在西尾は酪農ヘルパーという、いろいろな酪農家さんの作業補助員の仕事をしている。毎日現場が変わって、農場ごとで作業が異なるお仕事。

この台風の時も、地震の時も、どちらもヘルパーの仕事があり、信号や電気が止まっている中で酪農家の元へ向かった。

すでに台風の時点で電線が切れ、自分が担当している区域の酪農家さんのほとんどで電気の供給が無かった。そして地震の影響で水も多くの地域でストップ。

さて電気がないと酪農場ではどのようなことが起こり、何が一番困るのか。

それは乳が絞れないということ。

乳が絞れないことの影響はおそらくみんなが考えていることよりももっと大きい。

まずは絞れないことによる収入損失。また、多くの酪農家さんでは朝晩2回乳を絞り、2日に1回出荷するため、計4回搾乳分の牛乳を大きいタンクに溜めておく。通常ずっとクーラーが点いて冷やしているが、これもストップしたため、衛生上、出荷できず廃棄処分になる。

さらに、乳を絞らなかった場合、乳房に乳が溜まり過ぎてしまい、内部で炎症を起こし、炎症によって剥がれた皮膚が牛乳に混ざる乳房炎というのが発生する確率が上がる。もちろんこれも出荷できないのだが、これを治療するために薬を入れると、その薬が抜けて乳に成分が混ざらなくなるまで1週間弱その牛の牛乳を出荷できない。1週間では治らないこともあるし病気が悪化してしまうと一つの乳房が今後完全に絞れなくなってしまうこともある。

酪農家では乳が絞れないと1日10万円の損失が出ると言われてるのはこういうことが関係する。

約2日停電が続いている間、軽油で動く発電機をどこかから借りてきた酪農家さんがほとんどだが、それも早く借りれた人と遅かった人もいて、借りれた場合でも、搾乳ができても牛乳を買い取る方の会社も動けなかったことや牛乳タンクのクーラーまで電気が回らず結局廃棄しているという人がほとんどだった。それでも乳房炎の事情で捨てでも絞った方がいい。

自分の父親が所属している酪農会社のkalm角山は、ふんだしや餌やり、餌押しなどロボットがふんだんに使われた会社なので、影響は計り知れない。父親は忙しく全然会えないので状況もまた聞きでしか聞いてない。落ち着いたら労ってあげねば…

加えて前日の台風被害。実はこれは実家も結構やられた。こんな感じで、、、

いろんな農家さんで同じようなことが起こっていた。保険に入っていれば種類にもよるが最大8割程度まで補償されるが、それでも10万単位は実費で発生してくるし、この状況だとどこまで出るか正直わからない。冬に向け、早急に修理しなければいけない。

今回は地震の大きさも台風の強さも過去一度も経験したことがない規模らしいので、人が住む家比べて災害に弱めの農家の建物はそこまで想定されて作られていなかったと思う。

と、ざっとこんなことが起きていた。

一番考えさせられたのは、機械と酪農の関係。

機械動作にトラブルが発生した時に重要作業がストップしてしまう。

でも、牛は生き物だからストップしない。1日2日の作業ストップに大きな大きな影響が出る。

これからどんどん作業の自動化が進んでいくし自分もそういう酪農をつくって行きたいが、こういう時代になっていくからこそ、機械が止まってしまった場合でも手作業である程度効率的に仕事ができる牛舎の作り方と作業のBプラン、Cプランというのを事前に考え、リスクマネジメントをしなければならないと強く感じた出来事でした。

実家は保険に入っていないから、壁はりDIYします。インスタに載せます!皆頑張ろう!

ワクワクする酪農がやりたくて。

JAECのアメリカ研修から帰国して早一年が経とうとしてる。

あの時感じてた日本に帰ってすぐに動き出したい高揚感。それを思い出しながら過ごす今日この頃。

同期のメンバーの頑張りはいろんな所から耳に入ってきて、とっても嬉しいし、とっても刺激を受けています。ありがとう。

そんな自分は、、、皆に負けじとガシガシ動いています。

何に向かって動いているのか?というと、それは自分が農業への道を進み始めた原点の想い。

ワクワクする酪農がやりたい。

 

に向かって。

子供の頃から見ていた農業の景色は決してワクワクするようなものではなかった。今やってる酪農ヘルパーの仕事先やその他の業種でも、この人ワクワクしてるな〜っていうのが仕事や言葉から溢れ出してるなって感じる人にはなかなか出会えない。

自分にとってワクワクすることっていうのは、解決できてないことを解決すること。誰もやったことがないことを実現すること。そういうのってつまり、経験したことのないことを経験することだと思う。

そんな、実現するのは難しいけれど、実現したら絶対いいよね!っていうことに向かって、走り続けたい。その過程を見て走り出してくれた人と、すでに先を走ってる人たちとどんどん合流して、世界のトップランナーから何十年も遅れてるって言われてる農業を大きく進めていく波に加わりたい。

そのために自分が実現していきたいことは明確にあるけれど、きっとそれも動いているうちに変わっていく。

それでも今している実現へのいろんな仕掛け・行動・を一箇所に蓄積していきたいなと思い、ブログをスタートさせました。

「お前今何してんの?」とかなりの頻度で聞かれるし、色々やってるから説明も難しかったりするので、、、

別の記事で、今、実現したいと思っていることのまとめも書こうと思ってるので、興味ある人はそれを見てください。

あとtwitterアカウント新しくしたので、 インスタと合わせてよかったらよろしくです。

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それではまた!