変わってないようで変わっていく。次の時代へ。思いの丈。

令和に年号が変わったからって、特に昨日と変わらない今日。

それでも、自分にとって、心がざわざわと音を立てる、そんな1日目。

年末年始にもこんな気持ちになることはないのに、なんでかな、と考えたんだけど、なんか変わる気がするんだと思う。

変わる気がする。

生まれた時から農業がそばにあって、生き物の仕事で、天気との勝負で、広い土地を利用して、いろいろな機械があって、国の政策や人々の毎日につながる広い世界で、チャレンジすることにたくさんのリスクがあって。

変えたくても変えられない。
やりたくてもできない。

農業って一人の力じゃ到底変えられないいろんな要素がある。

その裏側で、ITだけでなく、いろんな学問や技術が共鳴するように一気に成長して、やれることへの想像力と、行動力がそれに追いつかないような時代に変わっていて。それを実感する日々で。

同時に、未来を想像するのには、過去への想像力も大切で、

過去にどんなことがあって、どんな理由があって、どんな思いを馳せた人たちがいて、その人たちがどんな失敗や成功をして、今が出来上がっているんだろうかって。

去年の地震と台風で、電気が使えなくなった時、電気を使わなきゃ動かない今の「新しいもの」のリスクを強く感じつつ、でもそこから出さなきゃいけないのは、

機械はダメだ

っていう「答え」じゃなくて、

電気が途切れても動く機械は作れないのか?

機械がなくても効率よく回せるシステムをどうやって作るのか?

そういう、過去からの学びと未来への想像を合わせ持った「問い」であって、その問いの答えを現実にできるいろいろなものが、今、割と簡単に手に入る。カタチにしたいものがある自分は、幸運な時代を生きていると思う。

昨日とほとんど変わらない今日だけど、「令和になった」っていう出来事は、今まで何かを変えたかった人たちにとってのきっかけであり、言い訳になる気がしてる。

令和になったから。

そんな無意識の、小さな感覚の、でもたくさんの人の中での変化が

変えられない、それが当たり前のはずだったいろんなものに「本当か?」って問いに人々を向かわせて、令和という新しい年号を、新しい時代の始まりに位置づけていきそうな、かすかとも言えない期待感が胸の中にある。

農業に生まれながらに接することができたことに改めて感謝して、俺もその波の一部になって、令和を駆け抜けて行きたいと思います。

今はまだ準備中の俺ですが、みんなの想像をどんどん超えて、面白いことやって行きますんで、どうか令和でもよろしくお願いします!

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